再雇用のシニアと引継ぎ 派遣先を去ることが決定してから、早一週間 私の仕事の引継ぎをすることになった その相手は、なんと再雇用のシニア社員であった・・・ いくら、私が若さを売りには出来ない年齢になってきたとはいえ 60過ぎのベテランからすると、娘と同じ位では無かろうか・・・ しかも教える内容が、簡単すぎる・・・ こんな単純作業、、、 教えるのは簡単だ、 しかし、相手にもプライドがあるわけで 俺は、言った通りにはやらないからな と言われてしまった。 お前には指示されたかねえ!!!! と言うわけである。 派遣先の係長(チームをまとめ、仕事を割り振っている)には 「仕事なので頑張りますが 精神的につらいです、期待はしないでください」 と相談した すると・・・ 淡々と仕事の流れを説明して、後は一人でやってもらってもらう と言う作戦になった。 一緒に仕事をする時間は減ったわけだが・・・ 何かと、私をつつくようになってしまった 普段、彼は係長の指示で働いている しかし、最近やたらと、仕事のことを私に尋ねるようになった (係長に直接、確認すればいいのに・・・) 私のことを試しているのだろうか 言葉の端々に、 アンタしっかりしなさいよ 俺は指示されたことしかしないからな!!! と脅されている気がして、気分が悪くなった。 気持ちは理解しているつもりだ。 チームが無くなる関係で、担当していた仕事が無くなり 代わりに引き継ぐのは、派遣社員がやっていた単純作業・・・ 長年働いてきたベテランには屈辱だろう 娘と年齢の近い女性に仕事を教わるのだから・・・ もう、逃げたくて逃げたくて仕方が無かった。 係長の、「教えるだけ教えて、あとは任せたら?」 は、なんとも、飄々とした彼らしい考えだ 普段は、他人事みたいで薄情者だが 気が軽くなった。 伊達に係長になったわけでは無さそうだ 案外、私が居なくなったら、 あっさりと、上手く引き継いでくれるかもしれない・・・ そう信じるしかなかった PR